言われたことはこなせるけど、オリジナリティに落とし込めない。#01

人のこと

SPINTOで働くKOROとHachi(以外、ころとはちと呼びます)の対談企画、第一弾。

他愛もない世間話から突然始まった、はちの前職で働いていたときに抱えていた悩みについて。

正直もう話すことはないと思っていた悩み。

同じ境遇に悩んでいる人の気づきになれたらという思いも込めて、ある一日の会話を記事にまとめました。


仕事ができる人とは

はち「入社当時、研修期間ってのがあって先輩に教えてもらうんですけど、私には同期がいて、研修期間同じように教えてもらって、私はなるほど、こうやるんだなって理解することしか考えてないから習得は早い。

けど、その同期 2人はこうやったら楽だとか、そもそも本当にこの作業必要かなって考えながらしてるから、なかなか身に付きにくい。

けど、いざ配属されて任されるようになったら、研修の時からずっと自分の効率を考えてる分、自分のやりやすいように変えていくから、仕事は早いし、この子できるなってなるんですよね。

私が色んな人を見ていて思うのは、仕事が早くてできる人って、その基礎を応用して自分なりのオリジナリティに落とし込める人じゃないかなと感じていて、実際に先輩らは基礎のまま実践してる人はいなくて、人それぞれ自分のやりやすい方法に落とし込んでスピードを上げているんです。

けど、私は自分のやりやすいがわからなくて、基礎のやり方しかできなくて、そして上達が遅いんです。」 

ころ「なるほど。けど、もしその同期らと同じようにやってみろって言われても、性格的に合わないのにそれをやったが故にもっと遅くなる可能性もあるじゃないですか。

例えば、この日までに上げてねって仕事を少しオーバーさせてしまったけど100%の内容だった場合と、80%の内容だけど締め切りには間に合わせた場合、どちらが良いと思いますか?」

”締め切り”と”平均点”

はち「それは平均点以上なら締め切りを守ってる方が優秀だと思いますね。」

ころ「ほとんどは後者を評価します。まず大前提として、良い仕事につきまとうものって常に”締め切り”だと思っていて、遅くて高いクオリティもよりも、締め切り内で常に平均点以上を狙うことのほうが大事だと感じます。」

はち「飛び抜けて早くなくても締め切り内なら十分だし、100%じゃなくても80%なら十分ってことですね。」

ころ「そうですね。それで、その認識の中で平均点を徐々に上げていくためのプロセスを確実に踏んでいくことが大事かなと思っていて、例えば、今日はここまで進める、とかこの仕事を何分以内に片付けるとか、できたかできてないかがはっきりわかるような、自分だけの目標を立てて、クリアしていく回数を増やすとかですかね。」

はち「なるほど。正直心のどこかで時間を無駄にしたような、自分何も成長してないのでは?っていう感覚も少しあったので、もう早く辞めたほうがいいのかもって思っていましたね。」

誰にも言わない私のためだけの目標設定

ころ「このご時世、がむしゃらに仕事をしてみたけど、ふと何を頑張っていたんだろうって落ち込む若者も多いってよく聞きますし、それこそ昔みたいに終身雇用な会社も少ないじゃないですか。

転職を繰り返してキャリアアップしていく人の方が多い中で、きっとそうやってキャリアを積んでいく人の考え方って、この会社では経験なり知識なり、人脈なり、何かしらのものをここで得よう、と思って自分だけの目標を立てて働いていると思うんです。

そのスタンスってすごく良いと思いますし、コミュニケーションが苦手なら、まずすれ違う人には挨拶が自然にできるようにしようとか、顔見て話ができるようになろうとか、プレゼン資料を早く作成するアイデア調べてみようとか。

正直何でもよくて、会社の数字目標とは別の自分のためだけの目標がオリジナリティに繋がっていくし、自信にも繋がっていくように思います。」

はち「確かにあの時、 逆に1から 10のやり方しかできないっていうことを自分のやり方として割り切って認めて、その平均点を上げる方法に、早くシフトしてたら良かったんですね。」

ころ「モヤモヤとした、その漠然とした不安感って、自信の無さからくるものだと思うし、別に多少関係なくても、ちょっと成長できたって思えるちっちゃな目標を沢山立てることと、それをとにかく沢山越えていくことが良いんじゃないかなと思います。

高すぎるハードルはすぐには越えられないから、なるべく小さく。そのちっちゃな積み重ねが自信になって返ってくると思います。」

無意識を意識してみる

ころ「結局、そうやって意識して越えていったハードルって、記憶に残るんですよね。

野球少年が毎日素振りをしていたとして、ただ振り回していたのを、ちょっと意識してここに球が来たらこう振るんだっていうように頭で考えるようにしたら、勝手に軌道がわかるようになるのと同じで、どんどん身体に染み付いていくんです。」

はち「それで言うと、私基本曲の歌詞を覚えられないけど、意識してあぁこういう歌詞言ってたんだって思いながら聞くとちゃんと覚えられます。オリジナリティがないんじゃなくて、作りきれなかったってことですね。」

ころ「そうですね、オリジナリティを出そうにもそもそも作る素材がなかったというか、無意識を意識することってそれこそ何かきっかけがないと難しいことだと思います。

だから、素材すら用意できてなかったから、それをオリジナリティに落とし込むことはできない。

冷蔵庫にあるもので、ちょっと 1品作ってくれない?って言われても材料入ってませんけどっていうのと同じで、自分自身がまず持ってるもの、それに気づくためにも自分を自分で見つめ直すって言う積み重ねが大事なんじゃないかなと。

だから年齢、キャリア関係なく、自分を見つめ直す時間とか人の話を聞く余裕とかそう言うものを常に持ち続けていきたいなって感じます。」

はち「確かに、時間が経って時代が変わって、自分より若い世代が増えてくるとまた違う見られ方をされるだろうし、若かったからとか今の世の中だったから良しとされてたことが、人の上に立つ立場になったり、時代が変わることで、良くないとされたりするじゃないですか。

時代が変われば、見る人も考え方も変わる、それと同時に自分の見られ方も変わるし、だからいくつになっても自分を見つめ直したり、人から言われる言葉にきちんと向き合って考え続けて変わっていかないとなと思いますね。」

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KORO

学生時代から映画や本、服飾、学問、ものづくりなど様々な分野に興味を持ってきた。大学では服飾を学び、卒業後はさらに靴の知識・成型を学ぶ。縁あってオーダーメイドビスポーク靴ブランドで働きながら、日々構想を練り、2022年セレクトショップ「SPINTO」を立ち上げる。
現在はオンラインショップを中心に、作り手としても使い手としても良いと思うモノを展開、販売している。モノづくりを通して”ヒトとモノ”だけではなく”ヒトとヒト”をつなげていく役割を担いたい。

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Hachi

大学時代まで様々なスポーツに関わり、足にまつわる怪我を多く見てきて、人を支える靴の奥深さに惹かれる。その後、4年間革靴メーカーに勤務。同社、企画部にて企画・設計を学び、2025年に独立。モノづくりの面白さ、難しさに触れ、2025年セレクトショップ「SPINTO」に本格的に参入。
現在はオンラインショップを中心に、作り手としても使い手としても良いと思うモノを展開、販売している。モノづくりを通して”ヒトとモノ”だけではなく”ヒトとヒト”をつなげていく役割を担いたい。
趣味は古着屋巡りとガチャガチャ。

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